非常食選ぶならどれがいいの?比べてみたよ。~五目ご飯編~

この前アウトドアショップをふらふらしてたとき、ふと目にした非常食コーナー。昔は非常食というと「カンパン」くらいのものだった気がするけど、今やご飯ものからおかずや汁物までいろいろあってちょっとした惣菜コーナーのよう。

そういや非常食備蓄してない。この災害大国ニッポンで非常食のひとつも持たずに生活するなんてジャバ・ザ・ハットのペットになったレイア姫くらい無防備な状態かもしれません。

非常時にルークが助けにきてくれるわけではないので、やはり備蓄しておいて損は無いでしょう。しかしいざという時にも出来るだけ美味しいものを食べたいよね、食は基本だし!ということで食べ比べてみることにしました。

 

アルファ米

アルファ米」というものをご存知でしょうか。

生米に水を加えて加熱することで、米のデンプンが糊化することを「アルファ化」というそうです。その状態の米(ご飯)を急速脱水させて水分を5%前後に乾燥させたものを「アルファ米」といいます。これに熱湯や冷水を注入するとご飯に戻って食べられるようになります。

炊いた後の米を放っておくと、放熱しながら徐々にアルファ米同様固くなりますが(冷や飯)食味が劣化してしまい(これを再ベータ化=老化といいます)水を加えても元の美味しいご飯には戻りません。アルファ米は老化が起こる前に乾燥させることで食味を維持することができるんですね。

まあややこしい話はともかく、このアルファ米を使った非常食が各メーカーから種類豊富に売られています。この豊富なラインナップの中から今回は「五目ご飯」を食べ比べてみました!

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用意したのは3社の五目ご飯。調理法はどれも熱湯or水を160ml入れてかき混ぜて放置するのみとなっております。熱湯の場合は15分、水の場合は60分で出来上がります。

 

1.IZAMESHI 五目ご飯

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シンプルで洗練されたパッケージが目を引く「IZAMESHI(イザメシ) 五目ご飯」。写真もキレイに撮られていて美味しそう。

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原材料を見ると具材はにんじん、ごぼう、こんにゃく、しいたけ、たけのこ。「乾燥ほたて」がどのような風味を出しているのか、期待が膨らみます!

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味がうすい。

うすいです。味気ない。

家で炊き込みご飯作ったけど調味料足りなくて決め手にかける、みたいな味です。残念ながらほたての風味はみじんも感じられない。水の量しっかり量って入れたので味がうすまったということは無いと思います。圧倒的に何か足りない…

具も小さくてポロポロ…ちょっと写真と違いすぎですかね(笑)

米自体は、やはり普通のご飯とは違いアルファ米だとわかりますが、ザラザラ感は少なくて悪くないです。

しかしとにかく味が物足りない。味噌汁とか、汁物が欲しくなります。が、非常時に味噌が手元にある可能性は低めです。万が一、ルークが助けにきてくれても、味噌の手配までしてくれないと思います。まあ味噌汁の非常食って絶対ありますけどね。

ちょっと厳しめの評価になってしまいましたが、「おっ、これは」と思う点もありました。それがこちら↓

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アレルギー物質が入っていないのです!

今回比較した3商品でアレルギー物質が入っていないのはイザメシだけです!私自身は食品アレルギーがありませんが、人によっては非常に重要なポイントではないでしょうか。

IZAMESHI 五目ご飯 まとめ

全体的にもうちょっと頑張ってほしい感じです!味がうすいのと、具が細かすぎてボロボロなのがマイナスポイントです。

イザメシはアルファ米以外にも魚の煮物やハンバーグなどおかず系も充実してますので、いずれ試してみたいと思います!

米感  ★★★☆☆
味付け ★☆☆☆☆
芸術点 ★★★★☆(パッケージ)
総合  ★★☆☆☆

 

2.サタケ 保存食 五目ご飯

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水量を多くすると雑炊になる、と表記しているのはサタケだけです。

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原材料では「うるち米(国産)」の次に「たけのこ」がきております。原材料表記は使用重量の重い順に書かれていますので、たっぷりのたけのこが入っているということでしょう。期待できます。

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味はしっかりついてます。塩分だけが強い感じで、旨味は少な目ではありますが、汁物が無くても食べすすめられる味付けです。

たけのこの存在感はそれほど感じませんが、具はイザメシよりも大きめで食感を楽しめます。

人参か何かの生臭さが少し目立ちます。

色味はキレイで、いちばん五目ご飯らしいかもしれません。

ただ、圧倒的に残念なのは米。もうなんというか、普通のご飯とは別物。ザラザラ、パサパサ。ちょっと再ベータ化=老化しちゃってるのでは?米炊いたあと担当者が一服しにいっちゃって、10分後くらいに乾燥させる機械に入れたのかな?

サタケ 保存食 五目ご飯 まとめ

米が残念ではあるものの、ちゃんと味がついてることと具が大き目で存在感があることからトータルでみるとイザメシよりわずかに美味しく感じました。

米感  ★☆☆☆☆
味付け ★★★☆☆
具   ★★★☆☆
総合  ★★☆☆☆

 

3.尾西の五目ごはん

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五種の具たっぷり、まぜごはん。ごはん、がひらがななのはこの商品だけです。そこはどうでもいいですね。

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お約束の原材料。他の2つは調味料のメインが食塩ですが、尾西は醤油がトップにきています。「具(人参・油揚げ・・・)」などと、具をまとめて重量を増すことで米の次に配置するとは、卑怯な。と思っていました。食べるまでは。

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うめえ

見出し作っちゃうくらい、うまい。

食べ比べる前は正直、「結局、どれも同じなんでしょ」って思ってました。その予想を軽々飛び越えた「尾西の五目ごはん」。

他の2つと何よりも違うのは、。つやつやで、粒が立っていて、かつ、ふっくら。言われなければアルファ米とは気づかないと思います。

具も一番大きいです。油揚げが良い味出してます。

そして味。なんと、しっかりと出汁の味を感じられます。しいたけの風味でしょうか。非常食であることを忘れる、普通に美味しい五目ご飯、いや、五目ごはんがそこにはありました。

この商品ばかりすごくいい評価になっちゃいましたが、実食しての感想なので仕方ありません。むしろコレが予想を超えて美味かったので、他2つがかすんでしまったという感じです。

そして極めつけが↓

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左から尾西、イザメシ、サタケです。

お気づきでしょうか。

そうです、付属のスプーンの形状。尾西のみは角ばった形状なんです。

非常時は皿などないので、パッケージで調理してパッケージのまま付属のスプーンで食べることになります。完全に推測ですが、この角ばったスプーンの形状はパッケージの隅っこの米粒をうまくとれるように、という配慮なのではないでしょうか。もしそうだとしたら、素晴らしい配慮です。小さなことですが、これを食べる時は被災していて過酷な環境かもしれないのです。寒さに震えていて手が上手く使えなかったら?そんな状況なら、米粒がうまく取れないという小さなストレスでも、無い方がいいに決まっています。こういう小さなことを積み重ねてこそ良品が生み出されると思います。単純にこっちの方がコストが安いとかだったらどうしよう。配慮であってくれ。

尾西の五目ごはん まとめ

米も味つけも具も別格。非常食「五目ごはん」部門は間違いなく尾西の圧勝です。

米感  ★★★★★
味付け ★★★★☆
優しさ ★★★★☆(すくいやすいスプーン)
総合  ★★★★☆

 

同じアルファ米でも全然違った

食べ比べることで、同じアルファ米でもそれぞれ特徴があることがよくわかりました。製法の違いか、米の鮮度の違いか、米自体が違うのか。その辺りも今後掘り下げて行きたいですね!

次回は、味つけでごまかしがきかない「白米」を食べ比べてみたいと思います!

 

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